*洗剤

ホームセンターに行くと、沢山の種類の洗剤が並べられているけれど、

その光景をみるといつも、

この洗剤類が全て海に流れる事を想像してゾッとする。

そんなに沢山の洗剤が、日常的に本当に必要なんだろうか・・?

そんなことをなんとなく考えては、必要でなさそうなものは止め、

それでもやっぱり洗剤が必要な場面では何も考えずに使っていた。

けれど、お米を育てるようになってから、お米の副産物の米糠や、米のとぎ汁に洗浄効果があることを知り、

それらを使い始めたら、どんどん洗剤類が必要なくなってきた。

お米の凄さを語りだしたらきりがないから、別のページに譲るとして、

私が洗剤をやめたきっかけや、方法を記すことにする。

 

*入浴洗剤

お風呂に入ったら、大概の人が毎回体を石鹸で洗い(最近はボディーソープだろうか)、

頭をシャンプーし、リンスやトリートメントをつけ、顔は洗顔するのが、

世間の常識というものだろうか。

私も毎日そうやって、体の清潔を保つのが当たり前だ、と考えもせず習慣化していた。

半年程前だろうか、シャンプーがなくなったので、新しいシャンプーを購入した。

特にメーカーは決めていないので、その時に売っている物の中から選んでいた。

ところが、その時購入したシャンプーで頭を洗うと、髪の毛がバシバシになった。

リンスやトリートメントはもう何年も前から使っていなかったので、

バシバシになった髪の毛をどうする事も出来ず、

これは使えないと別のシャンプーを買いに走った。ところがまた、そのシャンプーで髪の毛を洗っても、

またバシバシになるのだ。洗浄力があがっているのだろうか?

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 016-700x933.jpg です

 

また買い直しに行くのもめんどうになり、そこで初めて
「シャンプーって作られへんの?」と考えた。

ネットで検索してみると、手作りシャンプーの作り方が出てきたけれど、どれも聞いた事のないカタカナの液体を入れている。

なんとなく作る気にならず、

しまいには「シャンプーって必要あんの?」になった。
で、湯シャンを試してみることにした。

お湯だけで、髪の毛を洗う方法だ。

2日くらいはよかった。

その後からやはり、頭皮よりも髪の毛自体が油ぎってベタベタしてきた。
やっぱりシャンプーいるのか?

と思ったものの、頭皮は特に痒みもなく、気持ち悪くもない。

私はいつも夏になると頭が痒くてたまらなくなる。

搔きむしることもあり、田畑の仕事で汗をよくかくため、汗のせいだと思っていた。

だから今までは頭皮を頑張ってシャンプーしていたのだが、湯シャンにしてから頭皮が不思議と痒くない。

なんだこれは?

頭の痒みは汗ではなかったのではないか?と初めて疑った。

むしろシャンプーでゴシゴシし過ぎて乾燥していたか、頭皮が痛んでいたのかもしれない。

だったら髪の毛の油だけ取ってあげればいい。

頭皮はお湯だけでごしごしとしっかり洗って、さっぱりしたところで、

ほんの少しのシャンプーを髪の毛だけにつけてサッと洗うことにした。

泡立てる必要はない。サラーっと流す程度である。

その後も頭皮の痒みは消えてなくなり、髪の毛自体もちょうどよくなった。

なんだ、シャンプーなんて、ほとんどいらなかったんだ・・。

シャンプーがいらないということは、リンスやトリートメントも必然といらなくなる。

その後も、ほんの少しのシャンプーで、髪の毛自体の油分だけを取る、という方法で痒みもなく、要らないものを買う必要もなくなった。

 

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_0546-700x525.jpg です

冬になると、ここ2年程前から脛が痒くなる。

歳のせいか乾燥肌になり、特に冬は乾燥するし、

その上石鹸で体を洗うと皮脂がなくなり、痒みが出たのだ。

風呂から上がったら、脛にヨモギオイルを塗った。

油落としたのに、油塗るって…

「石鹸いんの?」

食器を洗う時にはアクリルたわしを使っているので、体用のアクリルたわしを作り、

石鹸を使わずシャワーしながら、それで体をゴシゴシしてみた。

しばらく続けてみたが、特に体が臭くなるわけでもないし、

油っぽくなるでもないし、痒くもならない。

脛の痒みも治まった。

よほど汗をかいて汚れているようなら、浴槽の湯に重曹を溶かしておいて浸かれば、体の汚れも浮き立たせてくれるから、その後さっとシャワーで流せば汚れも臭いも取れてすっきりする。

じゃあ洗顔も…ということで、顔用のアクリルたわしを作ってシャワーで流しながら顔を洗ってみた。

小鼻とおでこは油っぽく感じたが、アクリルたわしでこするとさっぱりした。

 

入浴時にあれだけ洗剤類を使っていたのに、今ではほんの一滴のシャンプーだけで良くなった。

江戸時代の人たちは、銭湯が好きで毎日通うけれども、洗髪は1〜2ヶ月に1回だったという。

あの長い髪の毛を洗うのは大変だし、水もたくさん使うため、銭湯では洗髪禁止だったらしい。

そして、シャンプーの代わりは米糠だったという。

米糠を晒しに包んでお湯でもみもみし、それで髪の毛も体も洗っていたそうな。

高い化粧水をつけるよりつるつるのお肌だったことだろう。

 

*洗濯

お米を育てるようになってから、お米の副産物も利用するようになってきて、米のとぎ汁を捨てるのももったいなくなり、

友人から教えてもらった米のとぎ汁乳酸発酵液を作りだした。

 

夏場は発酵が進みやすく、少しにおいがきつくなることもあるが、

そんなにひどい油汚れがあるわけでもないし、洗濯洗剤の代わりに十分使える。

 

お米のとぎ汁発酵液の作り方

材料:米のとぎ汁・砂糖大さじ1・塩少々 ペットボトル1・5~2ℓ程度

①お米を研いだ3回目の汁を砂糖と塩と共にペットボトルに入れる。

砂糖は乳酸発酵のためのエサ、塩はおまじない。

米のとぎ汁1回目は汚れが多く、2回目は雑菌が多い。

3回目が液の色は薄いけれど、乳酸菌が多くなる。

②乳酸菌は20度程度の温度が必要なので、冬場は暖かいところへ、夏場は涼しいところへ置いておく。

③酸味のある匂いがしたらできあがり。

乳酸菌が出す酵素と米糠の酵素で洗濯物の汚れを落としてもらうのだ。

洗濯用洗剤にも酵素が含まれているから原理は同じだ。

あとは、重曹やクエン酸などを使えば洗剤は要らない。

重曹

重曹は弱アルカリ性のため、酸性の汚れや臭いを取ることができる。

油汚れやたんぱく質の汚れには重曹を使う。

水に溶けにくい性質があるので、クレンザーのように使ったり、

あらかじめ水500mlに小2の重曹をよく溶かしてスプレー容器に入れておくと使いやすい。

洗濯や入浴、掃除などに使える。

クエン酸

クエン酸は酸性のため、アルカリ性の汚れを落とすのに使用する。

水道水のカルシウムやトイレの黄ばみ、タバコのヤニや臭い消しなど、

消臭、殺菌効果があり、掃除に活躍してくれる。

こちらも水500mlに小2のクエン酸でスプレーボトルを用意しておくといつでも使えて便利である。

 

*食器洗い

現代の日本人の食生活は昔とはすっかりかわり、肉魚を毎日食べ、野菜や米はほんの少し。

食器には調味料やドレッシングの汁がたんと残り、おいしいものから食べたいから、油にまみれた野菜がお皿に残ってゴミになる、ということもある。

 

昔の食事は一汁一菜で、ご飯がメインのご馳走、お味噌汁に少しの野菜、

食べた後の食器にはお茶を注いで洗うようにして飲み干し、

食器に少しの食べかすも残さずきれいに食べた。

だから昔は食器を洗う洗剤なんて必要なかった。

多少の油汚れもあっただろうが、これもお米のとぎ汁で洗える程度だっただろう。

 

食器の油汚れの落とし方

・軽い油汚れなら、米のとぎ汁で洗えば落ちる。フライパンの油汚れなら、とぎ汁をフライパンに入れて少し放置してから洗えばよい。

上記洗濯用の乳酸発酵水なら、ガスコンロの頑固な油汚れもつけておいたらきれいになる。

・使えなくなった小麦粉があるなら、これも油汚れに使える。

小麦粉は油を吸着するので、粉を振りかけてこすってみよう。

・お湯とアクリルたわしでこする。

 

これである程度の油汚れは落ちるから、食器洗剤もほとんど要らなくなる。

うちでは米のとぎ汁がいつでも使えるように、台所のバケツにとっておくようになった。捨てるなんて、もったいないもの・・。

 

*歯磨き

歯医者が好きな人はいないだろう。

なるべく虫歯にならないようにと毎日毎食のたびに歯磨きする人もいるだろう。

私も昔は虫歯になるのが嫌だから、懸命に歯磨きをした結果、歯が磨り減ってしまい痛みが出たことがある。結局歯医者に行く羽目になった。

ここ5年ほどは歯磨き粉を辞めて、重曹水でくちゅくちゅするだけで虫歯にならず、歯の痛みも出ていない。

重曹水は300mlの水に小1程度の重曹を溶かしておき、コップにとって口の中でくちゅくちゅするだけ。

重曹はアルカリ性だから、濃いと口の中の皮膚が痛むので、薄く塩っぱいくらいでちょうどいい。

歯間ブラシがなくても、重曹が洗ってくれる。

歯の黄ばみもなくなった。

簡単だし、手を使わないから、くちゅくちゅしながら他の用事ができるのも気に入っている。

 

・・・

日常生活を送る上で、いったいどれだけの洗剤類が必要なんだろうか。

お店に行けば山のように洗剤が売られているが、そのすべてが必要なのだろうか。

 

もう何年もトイレや風呂場は洗剤なしで洗って問題ないし、

ガスコンロの油汚れも熱いうちに布巾でさっと拭き取っておけば、ひどく汚れたりはしないから、洗剤なんて使わなくてもとぎ汁で十分落とせる。

シャンプーを止めればトリートメントもいらない。

洗濯洗剤を止めれば柔軟剤も必要ない。

皮脂を落として油を塗る、ということがいらなくなる。

お店に行って買うものが減り、身軽になる。

その分のお金が必要なくなり、ごみも減る。

お店に並んだあの大量の洗剤を海に流すこともなく、

なにより、洗剤を使わないほうが体が喜ぶのではないかと思う。

体の皮膚には常在菌が沢山居て、私達の体を守ってくれている。

洗剤で洗うということは、その常在菌も殺菌されてしまう。善玉菌が

不在となった場所には悪玉菌が繁殖しやすくなる。

だから、またそこには洗剤が必要となるのだ。

洗剤に限らず、必要ないものは巷にあふれかえっている。

必要ないものが必要なように情報が流されている。

その中で、自身で何が必要で何が必要でないかを考えたり、判断するのは難しい。

けれど、やっぱりしわ寄せは必ず返って来るから、自分や子孫のためのにも考えなくちゃいけないことだと思うのだ。